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XUL チュートリアル - 7.2 - ドキュメントオブジェクトモデル
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XUL チュートリアル - ドキュメントオブジェクトモデル (Document Object Model)

ドキュメントオブジェクトモデル (DOM) は、XUL 要素の情報を取得したり、それを更新するために、XUL 要素で使うことができます。

DOM を使って要素を変更する

XUL 要素は、DOM プロパティーとメソッドをサポートしています。これを使うと、要素の情報を取得することも、どの要素の変更もできます。DOM 機能の完全な説明はここではしません。しかし、例を幾つか紹介します。

id 属性を使うと、要素の識別ができます。「ファイル検索」ダイアログの多くの要素に、id を加えました。例えば、下のコードを使うと、大文字と小文字を区別する検索のチェックボックスの状態を取得することができます。

var state=document.getElementById('casecheck').checked;

casecheck の値は、大文字と小文字を区別するチェックボックスの id に対応します。それがチェックされているかどうかが分かると、検索を行なうのにその状態を使うことができます。他のチェックボックスや id のある他のどんな要素でも似たようなことができるでしょう。例えば、入力フィールド内のテキストを取得することが必要な場合があるかもしれません。

「ファイル検索」ダイアログが最初に表示されたとき、プログレスバーやダミーのツリーデータを表示しても意味はありません。これらのものを追加したのは、それが役に立つ場合があるからです。これらのものを取り去って、Find ボタンを押したときにそれらが表示されるようにしましょう。そのためにはまず、それらが最初は見えないようにする必要があります。要素が見えるかどうかをコントロールするには、CSS プロパティーの display が使えます。

変更を加えて、プログレスメーターが最初は隠されているようにしましょう。また、id を追加して、スクリプトから参照して、それを表示したり隠したりできるようにします。一方、検索が実行されて必要になるまで、スプリッターと結果ツリーは隠すことにしましょう。

<tree id="results" style="display:none;">

  .
  .
  .
<splitter id="splitbar" collapse="before" resizeafter="grow" style="display:none;"/>

<box orient="horizontal">

  <progressmeter id="progmeter" value="50%"
    style="margin: 4px; display: none;"/>

CSS スタイルプロパティー display を追加して、それを none という値に設定しました。これによって、要素は、最初に表示されたときは隠されます。デフォルトでは、display プロパティーは、要素を表示するよう指示する値になります。正確な値は要素によって異なります。要素によって表示のされ方が違うからです。個々の XUL 要素のデフォルトスタイルの詳細については Mozilla クロムディレクトリーの xul.css ファイルを、また、個々の HTML 要素のデフォルトスタイルの詳細については Mozilla res ディレクトリーの html.css ファイルを参照して下さい。

progressmeter の場合、デフォルトの表示モードは inline です。プログレスメーターを表示させたいときは、display スタイルプロパティーをこの値に設定するだけです。これはすぐ後に行ないます。

まず、Find ボタンが押されたときに呼び出される関数を追加しましょう。スクリプトは、findfile.js という別ファイルに置くことにします。この前のセクションで、XUL ファイルに script 要素を付け加えました。まだしていなければ、以下に示すように、今やって下さい。onclick ハンドラーも Find ボタンに追加することにします。

<script src="findfile.js"/>
  .
  .
  .
<button id="find-button" label="Find" default="true"
   style="width: 8ex" onclick="doFind();"/>

ここで、findfile.js という名前の別ファイルを findfile.xul と同じディレクトリーに作ります。このファイルに doFind() 関数を追加します。後で、その他の関数も付け加えることにしましょう。スクリプトタグは、その内部に、直接、コードを置くこともできます。しかし、よりよいパフォーマンス引き出すことを始めとする様々な理由から、イベントハンドラー内に直接置くことのできる小さなコードは別として、いつでも、スクリプトは別のファイルに置く方がよいでしょう。

function doFind()
{
  var meter=document.getElementById('progmeter');
  meter.setAttribute("style","margin: 4ex; display: inline;");
}

この関数は、まず、progmeter という id を使って、プログレスメーターへの参照を取得します。次に、関数本体の 2 行目では、プログレスメーターのスタイル属性を、inline 表示されるよう設定しています。プログレスメーターが取り除かれないようするため、マージンも付け加えなければならなかった点に注意して下さい。これはスタイルプロパティーを設定する上で最善の方法ではありません。DOM レベル 2 では、次のようにすることができます。

function doFind()
{
  var meter=document.getElementById('progmeter');
  meter.style.display="inline";
}

これは、要素のマージンを変更しないで済むのでよりよい方法です。しかし、これは、Mozilla でまだ完全に動作する訳ではありません。(これは HTML 要素では動作します。従って、これはすぐに実現するはずです。)

最後に、何を検索しているのか表示するアラートをポップアップさせましょう。もちろん、最終バージョンではこれは必要ありませんが、何が起こっているのか再確認するために追加することにします。

function doFind()
{
  var meter=document.getElementById('progmeter');
  meter.setAttribute("style","display: inline;");
  var searchtext=document.getElementById('find-text').value;
  alert("Searching for \""+searchtext+"\"");
}

アラートボックスのおかげで、Find ボタンをクリックしたとき、何が起きているのか分かります。ドロップダウンボックスから選択する追加コードを書くこともできるでしょう。

要素や要素の属性を取得したり、それらを変更するため、DOM 関数のどれでも使うことができます。


(進む) 次は、キーボードショートカットを追加する方法を見ることにしましょう。

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